革エプロンおやじ

おやじのポケットの中身を紹介していこう!

皆さん、こんにちは。革エプロンおやじです。

還暦を迎えたおやじのポケットの中身を紹介して行きます

男性目線からの生活の楽しみ方になりますが、女性ブロガーも歓迎です。

築地のお祭りと有次

6月8日の夕方に東京に用事にあり出かけた。それまでにやや時間があり、築地界隈に行ってみた。

市場が豊洲に移り、どんな状態になっているかを見たかった。

海外の人がやはり多いという認識はその通りだった。

この日はちょうどこの界隈のお祭りの日という事で神輿が出ていた。

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築地4丁目町会の神輿の写真である。

この写真では神輿の後ろから撮ったものであり、私の視線は正面から神輿が通り過ぎるのを見ていた。その時に気が付いたのは地元の築4の半纏を来た人が神輿の担ぎ手の3分の2くらい入っていた。先回三社祭に行った時の事も書いたが地元の半纏を来ている地元住民は少なく、多くは外からくる担ぎ手となる。その人らはその神輿の会の半纏を来ていて、町内半纏を着る事はない。そのイメージからするとここはちょっと違うかなという印象だった。

それに気が付いて神輿の台を運んでいる人に声をかけてみた。築地の交差点から場外の部分がこの築地4丁目の町内で、そこで働いている昔からの人や、今はサラリーマンになった人でも祭りになると参加してくれる人が結構集まって来てくれるという事だった。でも神輿の会の人も随分入っているけどね。という会話をしてから、通り過ぎた後の神輿の背面の写真だったので、黄色い会の半纏しか撮れていない。正面に回って撮りたいという気持ちが沸いたが、それこそ後の祭り。せめて電信柱の築地4丁目の記載を入れて神輿を撮る事が精いっぱいだった。

これからも場外は残るという事ではあるが、いつ状況が変わってビルに置き換わるか分からないが、できる限り築地のざわつき感は残って欲しいし、この狭いところを担いで回る神輿もいいね。地元半纏を絶やすことなく頑張って欲しい。写真には何度となく足を運んだ寿司清(すしせい)もうまく収まってくれた。

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これが神酒所の風景。この辺りのお店の名称が連なっている。

この界隈にある佃煮屋で買い物をしたいと思っていた。うまく見つからず、他のお店の人に聞いたら、普段はやっているけど、本日はもう店を閉めているという事だった。

次に寄ったのが包丁の有次(ありつぐ)。お店には職人さんがいて、客はいなかった。もちろん、包丁が並んでいて、その奥には研ぎ場を備えている。包丁段の下には砥石の類が地味に並んでいる。そこをしばらく眺めてから、職人さんに話かけた。

我が家では有次の包丁を何本か持っている他に革包丁もあり、6000番の砥石も持っている。それで仕上げるととてもキレるようになり気に入っている。でもよく歯を砥石につっかけて、砥石を蹴ってしまう事も多い。まあ、研ぐのが下手なのだろうがどうしたら良いかと聞いた。そしたら、砥石を蹴ってしまう事は私でもよくある事と言ってくれた。それを聞いてやや安堵。でもそれをきちんと直して平面を出さないといけないといって、研ぎ場に導かれて行った。これは私が使っている7000番の仕上げ用という事で、既に厚さは1cmくらいのもの。蹴った時には研ぎ用の砥石でこうやって研ぐのだよと。石でできた洗濯板のような奴。砥石をがりがり削って蹴った部分を取り除くのだよ。そして傷がたくさん入るので、金剛砂を使ったり、使わなくなった包丁で傷取り用に研ぐ、そんな事を現物を含めて見せてくれた。

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荒く削り落とすだけなら、道路のアスファルトの上でも行けるとい聞いた事もあり、金剛砂を購入した。500円程度なので。金剛砂自身はザクロ石の小結晶と書いてあるものもあるし、購入物の成分では炭化ケイ素ともある。方法が混ざった製品なのかもしれないが、砂より細かく粉末な感じ。

早速、家に帰ってアスファルト+金剛砂で6000番砥石を修正して平坦に復活した。台所包丁、革包丁と順調に研げた。でも後半にうっかり又砥石を蹴ってしまった。折角直したのに。まだまだ修行が足らないなを自覚。

職人さんが優しかった有次にまた行ってみようと。