革エプロンおやじ

おやじのポケットの中身を紹介していこう!

皆さん、こんにちは。革エプロンおやじです。

還暦を迎えたおやじのポケットの中身を紹介して行きます

男性目線からの生活の楽しみ方になりますが、女性ブロガーも歓迎です。

ゆで大豆を楽しむ

先日、乾物屋に行って北海道産大豆豆を購入した。実際には、あんこ屋であり、漉し餡(こしあん)、粒餡(つぶあん)を大きなバットから秤売りで希望量の販売をしているだけでなく、大豆やあずき豆など様々な乾燥状態の豆が売っている昔ながらの面白いお店。以前は当然和菓子屋に卸していたのだと思う。女房の目当ては、ここであんこを手に入れ、あんぱんやあんこ入り食パンなどの試作をしている。

まず250gの豆を洗う。鍋に豆を入れて水を注ぎ、手でガラガラかき回せ、お米を研ぐのと同じ方法できれいにする。今回のものの研ぎ水は比較的綺麗だったが、先回は地元の大豆で行った時には、黒ずんだ水で薄い泥水という状態であり、きちんと対処する事が必要。後にも影響するし。

綺麗になったところで2リットルほどの水を注ぎ、24時間放置。水を注いだ時にはこんなにいるのかと思うが、最後まで行くと納得の量なのがわかる。

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お豆ちゃんは水の中で24時間過ごすと元気に膨らみこんな感じです。

下の写真は水に浸す前の乾燥大豆との記念写真です。2倍強のサイズになる。

そして、球状から楕円状に変身した。噛んでもカリカリ状態。

ここから、このまま火にかける。沸騰するまで10分弱、それから30~40分程度。

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基本は蓋をしているが、蓋を取るとこんな感じ。このまま油断すると、そのままこの泡(灰汁、大豆からサポニンが溶出したもの。除去すべし)が鍋から噴きこぼれてしまうので、これをお玉でさらい除去したり、火を細めたり。よって、この時間は常に鍋に張り付き状態。蓋をしないでやるのも手ではあるが茹るのに更に時間を要してしまう。30分過ぎた頃から、豆を一つ取りだして、硬さをチェック。何度かやって、後は蓋をしたまま火を止めて蒸らし状態に。

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鍋が冷めて落ち着いたらプラ容器に移動した写真です。写真では、ちょっと茶色の不定形のものが豆の皮、ぷつぷつしたのが豆の芽が取れたものですね。お汁がもう少しあった方が良かったかもしれないが、そこからはみ出した豆がやや白く見える。今回は前日の水量の状態のまま、茹でている最中に加水することなく最後まで行った。もう少しあっても良かったかもしれない。吹きこぼれるのも嫌だったのだが。

そして、初めに豆を洗った後の水はこの茹で汁になるので、きれいな洗いが必要。

この温かな状態で、小鉢にとり、軽く醤油をかけて食するのが非常にうまい。

大豆の健康な大地の恵みを頂戴している感じがする。このお汁もうまい。もちろん2日間の付き合いも含めてのものだろう。

ご存じでしょうが、ゆで大豆のタンパク質の量は18%であり、豆類の中でも非常に高い。そして、こうしたゆで大豆から、味噌に変身、更に行けば醤油に変身、または小さな大豆からは納豆に変身したり、豆腐に変身したりする。ゆで大豆は日本の発酵を担う食文化の原点のようなところだ。

そして、我が家ではこれを和食として鰹節+ネギ+からし+醤油で食すだけでなく、カレー、煮込み、サラダ、スパなどの洋食にも化けて登場し、ビールやワインのお供にもなる。良い食材だ。