The UKIYO-E 2020に行く
先日、上野の東京都美術館で行われた浮世絵展に行った。実際のタイトルは、表題にも書いた通りの英語名。世界に行くぞの意気込みを感じます。
これがその時のパンフレットです。図録も購入しましたが、乗せるにはこちらが無難なのでしょうから。富岳三十六景など有名なものは趣の異なる2版が展示されていた。
上のパンフで言えば歌舞伎俳優のものです。当時の民衆からすれば人気芸人のブロマイドなのだろうから、表情も面白くとらえられている。もちろん美人画なども素晴らしい。風景もその地方のご当地PRみたいなものだ。当時の商業ベースの広告がこれだけあり、民衆が物事を楽しむ心意気がいいな。
加えて、こういう中に必ずと言って登場する隅田川界隈の両国橋であったり、三囲神社など私が生まれ育った地域の当時の様子が伺えるのがまた興味深い。最近の正月の浅草寺は大混雑で、参拝に向かう参拝者の列の規制も随分なもの。そんな時には三囲神社参拝で良しとすることもしばしば。今回の展示会にも三囲神社の浮世絵があった。様々なものに当時の風流であったり、粋が感じられる。それを見て自分もそうありたいと思う次第だ。