革エプロンおやじ

おやじのポケットの中身を紹介していこう!

皆さん、こんにちは。革エプロンおやじです。

還暦を迎えたおやじのポケットの中身を紹介して行きます

男性目線からの生活の楽しみ方になりますが、女性ブロガーも歓迎です。

我が家の藍染(2)

8月初めに我が家の藍染ができるようになったのは、以前に書いた。

それから何度かTシャツに絞りを施し、部分染めをトライした。

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これが、染めて外に出した時の写真がこれです。

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上の絞り部分のみを後から行った時のものです。発酵建ての液の中で絞って外に出し、絞りの輪ゴムなどを解いた後に新聞紙の上に広げています。染料インディゴは還元状態で液中に存在していますが、空気中に曝す事で酸化し、固体のインディゴとして繊維に付着しています。ただ、液中の灰汁(木灰の煮汁)や他のすくも残留物などがあり、深い緑色状態になっています。これを水でユラユラとゆする事でこれらを除去し、インディゴ青が顔を出してきます。

始めの写真の、上の同心円柄は、布をつかんで輪ゴムで3か所を結わいたもの、下の放射状の柄は、15mm位に布を掴み、山の尾根が連なるように香取線香状にグルグル回し、最後にネットで覆い、輪ゴムで止めたものです。絞りのやり方で如何様にも柄が変わるので、工夫のし甲斐があります。

 

そんな中で、浅草雷門にある藍熊染料に染め布を購入したくて行きました。そこで、いろいろ聞いている内に、自分で庭にタデアイを植えて、すくも作り、発酵建てでの藍染を自宅で行っている話をしました。お店では藍染の材料を販売しているのでいろいろなお客さんが来ますけど、自分でそこまでやっている人なんて、聞いた事がない。凄いですね、と言われた。そう言われてむしろこちらが驚いた。このお店で体験セミナーでやっているのは化学建ての藍染と草木染で染めるまでに日数を要する発酵建てはやっていない。実際には、我が家で取れた藍染用のすくもは、122gであり、だいぶいろいろなものを染めた関係で、染め色が薄れ、ライフがきた感じになってきた。そこで以前にここで購入した草木染に変更しようと思っていた。そうしたら、ここに500gで2700円の藍染用のすくもが売られていたし、これだけお店のお姉さんに褒められたら、思うわずそれを購入してしまった。従って、もう少し藍染を深めてみようと思っている。

こんな時期に今年のらっきょ漬けも食べごろになってきたし、糠みそのきゅうりやナスも日々我が家の食卓を彩っている。いずれも日本に古くからある発酵の産物だ。手間はかかるが、いずれも結構面白い。