夏の日の征服
だいぶ寒くなってきた。
あの暑さはもう終わりか、まだ来るだろうの気持ちがしばらく続いた。
今年の夏の日の事を書きます。
朝から暑かった。
家の廊下で涼しくする手段はないかなと思い、霧吹きを取り出し、気化熱で涼しくする手段があるのではと試みた。最近の目覚まし時計には温度表示がついている。
何をやってもビクともしない。効果なし、もちろん涼しくならない。
一体、外は何度あるのだろう。玄関先で測ると40度を軽く越える。
白いタイルが貼ってある上だ。
そうか、外はそんなに暑いのだと分かった。
外のアスファルトの上では52度くらい。
確かに暑い。
では、どこが涼しいのかと思い、芝生の上で樹木の陰になっているところが、38度。
、確かに日陰がポイント。この日では一番涼しい。
ではどこが高いのか。ブルーのプリウスのボンネットとワイパーの間で測ると60度。
写真にある100度の棒状温度計が活躍しました。
もしかしたら、目玉焼きができるかと思い、テフロンフライパンに生卵を落としてきた。ボンネットに直接かとも思ったが、後で食べる気もしないので、この方法にした。
しばらく置いたが変化なし。
こうなると、意地になる。車の中を測る事にした。助手席のダッシュボートの上。
70度だった。気をよくして、フライパン+卵を置いてみた。
見事に目玉焼きができた。素晴らしい。
うまくできたと思い、ドアを開けて中に入る。まさに地獄の様に熱い。
そして、フライパンを握ると熱くて持てない。チンチン状態。
ティッシュ2枚で握って出した。
目玉焼きはおいしく頂けた。
では、卵は何度で固まるのかを調べると、黄身は65-70度、白身は75-78度のようだ。黄身はもちろん、白身も固まっていたので、75度以上になっていたことになる。
これからすると炎天下での置き去りの事故をたまに聞くが、社内は危険そのものなのが良く分かった。
では、気温はどうやって測るかを調べると、広い平地+芝生の上+1.5m高さ(人の口、鼻の高さ)+日陰が以前の百葉箱の仕様のようだ。今はそれでなく強制通風筒(ファンが下からの風をセンサーにあてる)を用いているようだ。
一番温度が低かったのが、芝生の上の木陰は、これをほぼ再現できていることが分かった。要するに、テレビ等で発表される気温は一番涼しいところの温度で、普通のところは、それから10~40度も高いということだ。だから暑いのです。
ちなみに、目覚ましの温度測定範囲は、0~50度、アルコール温度計は、-100~78度と検索すると出てくる。どれも結構ギリギリの線を測っていることになる。
こんな事を、8月の土曜日の午前中の暑い最中にやっていた。
ここまで来ると、暑いなではなくて、夏の暑さを征服した心持になり、なんだか、そんなに暑さを感じなくなった。