稲刈りの後の天日干し
先回と同じ写真だ。
稲刈りを終えていない田んぼも散見されるが、だいぶ終了してきている。
この写真の反対側で作業をしているオヤジさんと会話した。
稲刈り後に切断部を上にして干した後に脱穀しているが、
コンバインで稲刈りと脱穀と同時に行っているが、差があるのですかと。
私がやっているのは、稲刈り後、2~3週間は天日乾燥してから脱穀する。
雨がその間に振ると水分が稲に再び入ってしまうので、切り口はビニールで覆います。
コンバインのやつは、脱穀してその後にドライヤーにかけて乾燥する。
普通は、稲穂がついたまま乾燥した方がおいしく、家で食べるものは手間がかかるが通常はそうしている。やはり美味しいと思うよ。
コンバインでやっているところも、家で食べるのはどうしているか。
俺んとこのやつは、そんなに量が多くないので天日干しだ。
外には出荷していない。でも食べきらないから、希望する人には直接販売している。
普通にスーパーとかで販売しているものは、みんなドライヤーで乾燥しているのではないか。
なるほど、通常スーパーで購入するものは、おいしくはないという事か。
ネットで調べてみると、稲刈りしたままでは、稲は光合成をまだ行っている。
天日干しをすると光合成がとまり、進行している成分がもみ殻に移行するので、おいしくなるらしい。
手間暇かけたものがいいわけだ。
オヤジさんの話っぷりでは、俺んところはいつもそうしているから、他のものなんて食うた事はないので、うまくわかんねーけどさ。当たり前だね。
確かにスーパーとかで新米と銘打って販売しているものでも、以前ほど新米的有難い味は感じない。
もし、農協とかで販売しているお米があったら、天日干し?と一言聞いてみたいね。
この日も、稲穂が何本か道端に落ちている。拾って持ち帰ろうと拾ったが、乾燥しているので、持ち歩いているだけで、ボロボロと砕けて持ち歩けないので、断念した。
ちなみに、脱穀済みの稲わらは、牛舎に売って餌になるんだという事だった。
無駄はないという事だ。