日曜日の日経新聞
日経新聞を購読している。
日経新聞はウィークデイは、株式など経済情報が多く掲載された新聞であるが、
日曜日となると、経済関連情報は去り、趣を変える。
その中で、「美の粋」という記事が、二つ折りの中央の2ページ、つまり全紙で掲載される。下の写真は本日のもの。床に広げて撮影。
ここに興味ある記事が多い。紙面が大きいために絵画や彫刻の大きな写真がいくつか掲載され、それらを説明する記事がかなり深く説明される。同じ題名で視点を変えた記事が3週間程度続く。つまり、3回。あまり、こんな分野に馴染みなくとも、作者や作品への詳しい解説が分かり易い。
特に良い記事と感じたものを、トイレの壁に貼って楽しんでいる。今はダブルクリップ2つで壁に固定したねじに吊るしている。青木繁の海の幸やダビンチのモナリザ、浮世絵シリーズなど、良いものが登場する。こんな場所がちょっとした世界の美術館に変身する。名残惜しい記事は、次を重ねるのに躊躇し、何週間も眺める事になる。でも、次の興味あるものが出てくると壁の記事はリニューアルされる。
ここ1年くらいか、日曜版の内側ページの紙質が白色化して写真がきれいに印刷されるので、この美の粋の記事写真が一層豊かになっている。
一年も経つとチョイス版も15枚ほどになり随分厚くなる。大掃除の頃にはそれらを見て1年間を振り返り、古紙回収行きになる。
美の粋シリーズがここまで有難く扱われるのは日経新聞にしても本望なのでないかと思っている。
家族は、この記事の下の海外ツアー案内にむしろ思いを巡らしているようではあるが。