革エプロンおやじ

おやじのポケットの中身を紹介していこう!

皆さん、こんにちは。革エプロンおやじです。

還暦を迎えたおやじのポケットの中身を紹介して行きます

男性目線からの生活の楽しみ方になりますが、女性ブロガーも歓迎です。

水を味わう

家にいる事が多くなった。夫婦二人切りの世帯になり、私の役割は朝に豆からコーヒーを淹れること、食事の時のお酒や水を準備する事が多くなった。そして、午後に気ままに飲む時には簡単にインスタントコーヒーを飲んでいる。水を飲む時には、冷蔵庫に水道水を1リットルのPET容器に入れて冷やして飲む。冷やすとカルキ臭を感じる事が少ないし、それでずっときた。世間でウォーターサーバーというのが流行りだし、スーパーの入口でのPR販売している例も多い。感覚的には、歯医者や理髪店でこれが置いてあり、自由に冷たいものでも温かいものでも自由に飲んで下さいとしているところは結構ある。でも、それだけではなく、家庭で設置している家も結構あるのではないか。そのゾーンを狙った販売戦略なのだろう。そこまでお金を払う必要あるのかなと思える。

そんな中で、今注目をしているのが、やかんで湯を沸かし、沸騰した後に10分緩やかに沸騰を続けたお湯。これを白湯(さゆ)と呼ぶのかもしれない。これは、味が円やかでうまい。もう午後にインスタントコーヒーを飲むのであれば白湯で十分。もちろんフーフーしながら飲んでもよいし、冷めてから飲んでも臭気の違和感はない。通常の水道水は、消毒として塩素処理されていて、それが残留する。今の流行りの次亜塩素酸ナトリウムだ。消毒として残る事のメリットはあるがカルキ臭として気になる部分はある。これの除去のためには水を沸騰させて、これを蒸気として放出してやることが必要だ。そしてもう少し厄介なのは、カルキ臭の原因となるトリハロメタン(メタンに塩素や臭素などが結合したもの)が水の中の中間物質が反応してトリハロメタンが100℃手前くらいで新たに生成するようだ。だから、それも蒸発させるためには10分ほど沸騰を続ける必要があるようだ。確かに中途半端に沸騰したから停止すると臭いは残る。ガスや電気の無駄なのではという心配はあるが、この10分の効果は十分にあると感じている。朝のストレートコーヒーを淹れる際にもこの10分追加をする事になった。

もう一つは、備長炭の活用。雑貨店などで飲料水用のものが売っているので購入してトライしました。沸騰水で10-20分処理して天日干し。この天日干しは様々な恩恵を与えてくれる魔法の処理だね。今まで、沢庵作りやステーキ肉でもお世話になった。

沸騰水から取り出して干すとアッという間に乾く。あたり前だけどね。思えかえすと学生時代に活性炭カラムを用いたガスクロマトグラフィーをやったことがある。その前処理ではカラムに不活性ガスを流して加熱して吸着物を追払うという手法だった。考えてみれば、これと同じことをやる訳ね。

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写真は天日乾燥後の備長炭と水道水を水ポットに入れた時の写真。備長炭表面に大きい泡も見えるし、10分の1ほどの小さなマイクロバブルが付着しているのが見える。そして水空間にはマイクロバブルがサーッと浮上しているのが見える。こんな小さな泡ができるのかと感心した。つまり、備長炭の微細構造空間に水が浸透した結果でこうしたマイクロバブルができているのねと。1-2日冷蔵庫で寝かした後に飲んでみるとまろやかで美味しく、常温に戻ってもカルキ臭を感じない。

それでは、沸騰で作った白湯と備長炭水とどちらが良いかについては現状ではあまり区別がつかない。100℃から作った方はコーヒーにも役立つし、数℃の水では水割りにも役に立つ。この両方を使い分けるのが今後楽しいかなと思える。

ちなみに、水道水は、塩素処理した通常の水道水とオゾン処理と活性炭処理した高度処理した水道水などもあるし、天然の水を使っている自治体もある。我が家で飲んでいるのは塩素処理水だ。それでも手軽にバージョンアップできるんだなと。