あつぎ郷土博物館への訪問
日曜日の昼食はMうどんとなり、ついでのドライブがてらあつぎ郷土博物館に行ってみた。
以前に市役所近くにあったのものが、今春に下川入に移転したようだ。
あまり期待はしていなかったが、緑多く、いい雰囲気の場所だ。
過去から明治時代にかけての厚木の様子を展示している。
約300万年前に厚木、横浜、東京は海、海岸線であり、七沢の後ろの山で海洋生物、貝などが見つかっている。
よって、山多き七沢においても当時は海だったのだろうという。
博物館には書かれていないが、富士山は、太平洋にあった島(今の伊豆半島)がプレートに沿って箱根近辺に激突し、その勢いでできたという説がある。その激突の時期が300万年前と言われる。上記有孔虫も海だったことの証で、七沢の山岳エリアもその富士山と同様の時期に出来上がったといえる。
時代は弥生時代に移るが、土器や埴輪が厚木の子の神遺跡で出土したというものだ。
ほぼ原形といって良いものだ。我が家から歩いて5分ほどの場所だ。遺跡調査をやっていたというのは聞いていたが、こんなすごいものが出てきているとは知らなかった。
この辺りに多くの人が住み部族を形成していた場所のようだ。でも、この場所で稲作を行っていた形跡は残っていないという説明だった。稲作を行った痕跡は残っていないという説明員の話だった。稲作エリアは長い間に水の災害も多く、そうしたものも流されてしまう運命だからという事だった。やっていなかったという事ではないようだ。
そして、場所は異なるが古墳時代の剣、勾玉、銅鏡も発見されている。よく出てくる3種の神器というものだろう。こんなものも出土するか。
こういう歴史の証をこうして丁寧に展示して、たまたま説明員の解説のタイミングに遭遇したお陰で様々な話を聞くことができた。ふと、訪れた割にはかなり興味深いところだった。今回新しくできて、様々なイベントを開催して人を集めたい様だった。また行ってみたいと思うし、新たなイベントにも期待したい。