ファスナー付きのショルダーバック
ファスナー付きのショルダーバックを作ってみました。
実際には、ファスナーと側面のファスナー持ち手を伴うマチと、全周の玉縁を作成し、それらを胴革に対して固定して手縫いで縫い上げました。それを反転して同革で作成した肩ヒモを付けました。こうした作り方は初めての試みでした。これの発展形には、リュック系やウエストベルトへの応用もできるかなと思っています。予定通り進まない反省点もいくつかありましたが、どうにか使える形にしました。胴幅210mm、マチ50mm。
持ってみるととても軽い。ヒモを入れても178gでした。自重が軽いのはバックとして大切なことだと思います。革厚1mmを使用して事が大きいようです。その分、
胴革のシワが出てしまいました。全体的には地味なカバンなので、これはアジの一つと考える事ができればと思っています。縫い上げ後の反転動作がやや難儀だった事も影響したかもしれません。以前の財布と同じイタリア革を使用しています。
ただ、その前に、このカバンが使い易いか、何か不具合がないかを自分でフィールドテストをする予定です。